Windsurf(旧Codeium)レビュー|無料で使えるAI IDEの実力と限界
Windsurf(旧Codeium IDE)を2ヶ月使った正直なレビュー。無料プランの実力、Cursorとの違い、向いている人・向かない人を解説します。
AI搭載のコードエディタといえばCursorが有名だ。 しかし2025年後半から急速にシェアを伸ばしているエディタがある。
Windsurfだ。
旧名Codeium IDE。VS Codeベースのエディタに、独自のAIエージェント「Cascade」を搭載。 そして最大の特徴は、無料プランの太さだ。
2ヶ月間メインエディタとして使った結果を、忖度なしで率直にレポートする。
Windsurfとは
Windsurfは、Codeium社が開発したAI統合型のコードエディタ。 VS Codeのフォークで、既存のVS Code拡張機能がそのまま使える。
コアとなるAI機能は2つ。
- Cascade — プロジェクト全体を理解するAIエージェント。複数ファイルを横断して自律的にコードを修正する
- Supercomplete — 従来のコード補完を超えた、文脈理解型の補完機能
Cascadeは、CursorのAgent Modeに相当する機能だ。
料金プラン
| プラン | 月額 | コード補完 | Cascadeフロー | モデル |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 無制限 | 5フロー/月 | 基本モデル |
| Pro | $15/月 | 無制限 | 無制限 | GPT-4o, Claude等 |
| Ultimate | $60/月 | 無制限 | 優先実行 | 全モデル + 優先アクセス |
| Enterprise | 要問い合わせ | 無制限 | 無制限 | カスタム |
正直に言うと、無料プランのコード補完が無制限。 これが最大の差別化ポイントだ。 GitHub Copilot Freeは月2,000回の制限があるが、Windsurfは無制限。
Proプラン($15/月)はCursor($20/月)より安い。 コスパで選ぶなら検討に値する。
2ヶ月使った正直な評価
良かった点
コード補完の精度が予想以上に高い
無料ツールだから品質はそこそこだろう、と思っていた。 実際に使ってみると、GitHub Copilotと遜色ないレベルの補完精度だった。 特にPython、TypeScript、Goでの精度が高いと感じた。
Cascadeの「Flow」が独特で面白い
Cascadeは単にコードを修正するだけでなく、「なぜその変更をしたか」をステップバイステップで説明してくれる。 学習目的で使うなら、CursorのAgent Modeよりもこちらの方が親切だ。
VS Codeからの移行がゼロコスト
設定、拡張機能、キーバインドがそのまま引き継がれる。 移行にかかった時間は、インストールとインポートの5分間だけだった。
エディタ内ターミナルのAI対応
ターミナル上のエラーをAIが自動検出して修正案を提示してくれる。 「このエラーの原因は○○です。修正しますか?」と聞いてくる。地味に便利。
気になった点
Cascadeの無料枠が少なすぎる
月5フローは試用レベル。 本格的にエージェント機能を使うなら、Proプラン($15/月)が必須。
大規模プロジェクトでのCascadeの精度
10ファイル程度の変更なら問題ないが、20ファイル以上にまたがる大きなリファクタリングでは、変更の一貫性が崩れることがあった。 この点ではClaude Codeの方が安定している。
日本語ドキュメントが少ない
公式ドキュメント、コミュニティともに英語中心。 日本語での情報収集はまだ難しい。
Cursor vs Windsurf — どちらを選ぶべきか
この比較は避けて通れない。
| 比較項目 | Windsurf | Cursor |
|---|---|---|
| ベース | VS Code fork | VS Code fork |
| 無料の補完 | 無制限 | 月2,000回 |
| 有料プラン | $15/月 | $20/月 |
| エージェント品質 | ○ | ◎ |
| モデル選択肢 | ○ | ◎ |
| コミュニティ | 成長中 | 大きい |
| 日本語情報 | △ | ○ |
エージェント機能を最優先するならCursor。 Cursorの方がモデル選択肢が多く、Agent Modeの安定性も高い。
コスパを最優先するならWindsurf。 無料でのコード補完が無制限で、有料でもCursorより$5/月安い。
両方VS Codeベースなので、切り替えも簡単。 まずWindsurfの無料プランで試し、物足りなければCursorを検討するのが賢いルートだ。
より広い視点でのAIコーディングツール比較はおすすめAIコーディングツール5選を参照してほしい。
こんな人におすすめ
おすすめ:
- 無料でAIコード補完を使い倒したい人
- VS Codeの環境をそのまま維持したい人
- Copilotの月2,000回制限に不満がある人
- $15/月でエージェント機能も使いたい人
おすすめしない:
- エージェント機能の精度を最優先する人(→ Cursor)
- ターミナル中心の開発スタイルの人(→ Claude Code)
- JetBrains IDEを使いたい人(→ GitHub Copilot)
まとめ
Windsurfは**「無料でここまで使えるのか」という驚き**を与えてくれるエディタだ。
コード補完の品質はCopilotに匹敵し、Cascadeのエージェント機能も着実に進化している。 $15/月のProプランはCursorの$20/月より安く、コスパ重視ならWindsurfが2026年の最有力候補だ。
ただし、エージェント機能の成熟度ではCursorに一歩譲る。 自分の開発スタイルと予算に合わせて選ぼう。迷ったらまず無料プランで試してみるのが一番です。
この記事が含まれるガイド: AIコーディングツール完全ガイド — 全ツールの料金・機能・用途別おすすめを網羅的に比較しています。
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