Stable Diffusionのプロンプトの書き方 — 高品質画像を生成するコツ
Stable Diffusionで高品質な画像を生成するためのプロンプトの書き方を、具体例つきで解説。構文のルール、品質を上げるキーワード、ネガティブプロンプトの使い方まで。
「Stable Diffusionを入れたはいいけど、なんか思い通りの画像が出ない…」
その悩み、ものすごくよくわかります。実は、原因のほとんどは「プロンプトの書き方」にあります。
正直に言うと、**同じモデルを使っていても、プロンプトの書き方次第で出力の品質は天と地ほど変わります。**この記事では、すぐに使える実践的なプロンプトテクニックをまとめました。
プロンプトの基本構造
Stable Diffusionのプロンプトには決まった書式はありませんが、うまくいくプロンプトには共通するパターンがあります。以下の順番で要素を並べると安定しやすいです。
[画風・スタイル], [被写体の説明], [場所・背景], [照明・雰囲気], [品質キーワード]
たとえば、風景写真を生成したい場合。
あまり良くないプロンプト:
mountain landscape
改善したプロンプト:
cinematic photograph, snow-capped mountain range with a crystal clear lake in foreground, golden hour lighting, dramatic clouds, 8k uhd, high detail, sharp focus
前者では「山の風景」としか伝えていないので、AIは適当な山の画像を出します。後者では画風(cinematic photograph)、被写体の詳細(雪山+湖)、照明(golden hour)、品質指示(8k, sharp focus)を指定しているため、圧倒的に仕上がりが良くなります。
品質を底上げする定番キーワード
以下のキーワードは、プロンプトの末尾に追加するだけで画像の品質が上がります。覚えておいて損はありません。
解像度・精細さ系:
8k uhd/4k— 高解像度を意識した出力highly detailed— 細部まで描き込むsharp focus— ピントが合った鮮明な画像
アート性・表現力系:
masterpiece— 最高品質の出力を促すbest quality— 品質重視の出力cinematic lighting— 映画的なライティングvolumetric lighting— 立体感のある光の表現
写真風リアル系:
photorealistic— 写真のようなリアルさRAW photo— RAW現像風のディテールfilm grain— フィルムカメラ風の粒子感
全部盛りにする必要はなく、作りたい画像のスタイルに合わせて2〜4個を選んで使います。
ネガティブプロンプトを活用する
Stable Diffusionには「これは描かないで」と指示するネガティブプロンプト(Negative Prompt)機能があります。品質を安定させるには、この機能が欠かせません。
定番のネガティブプロンプト:
low quality, blurry, deformed, bad anatomy, bad hands, extra fingers, missing fingers, watermark, text, signature, cropped
特に人物画像を生成する場合、bad hands, extra fingersは必須レベルです。画像生成AIは手指の描写が苦手で、何も指定しないと6本指や溶けた手が頻出します。ネガティブプロンプトで除外指定すると、失敗率がかなり下がります。
重み付け(Weighting)のテクニック
特定のキーワードをより強調したい場合、() で囲むと重みが増します。
(golden hour lighting:1.3), mountain landscape, (crystal clear lake:1.2), cinematic
:1.3 は通常の1.3倍の強さで反映させる指示です。値は0.5〜1.5の範囲で調整するのが一般的で、2.0以上にすると画像が崩壊しやすくなります。
逆に影響を弱めたいキーワードには [] を使うか、:0.7 のように1未満の値を指定します。
よくある失敗と改善パターン
人物の顔が崩れる: (perfect face:1.2), detailed face, beautiful eyes をプロンプトに追加し、ネガティブに deformed face, ugly を入れる。
色がくすむ・暗い: vibrant colors, bright を追加。ネガティブに dark, muted colors を指定。
構図が単調になる: wide angle shot, close-up, bird's eye view, low angle など、カメラアングルを明示的に指定する。
背景がごちゃつく: simple background, white background, bokeh background で背景をシンプルにする。
上達への近道
ここがポイントです。プロンプトの上達には「他人の良いプロンプトを分析する」のが一番早いです。Civitaiなどのコミュニティサイトでは、生成画像とともにプロンプトが公開されています。気に入った画像のプロンプトを読み解き、自分のプロンプトに取り入れてみてください。
画像生成AIの全体像や他のツールとの比較は画像生成AIおすすめ5選を比較でまとめています。これから画像生成AIを始める方は画像生成AI入門 — 初心者が最初にやるべき3つのことも参考にしてみてください。
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